こんにちは!配食のふれ愛のコラム担当です!
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歯を健康に保つことは、食事を美味しく食べることだけでなく全身の健康にも繋がっていることをご存知ですか?
いつまでも健康に長生きするためには歯を健康に保つことが欠かせません。
歯の健康を保つために心がけたい毎日のケアや歯の健康に役立つ栄養についてご紹介します。
目次
◆健康寿命を伸ばすためには歯が大事!
歯は人体の中で最も硬い部分で、食べ物を噛み砕いたり、すりつぶすことで消化を助ける役割があります。親知らずの本数によっても変わりますが、成人では28本〜32本の歯があります。歯は食事をするために必要なだけでなく、全身の健康にも影響を与えていることをご存知でしたか?歯の健康を保つことは、全身の健康や認知症予防などにもつながり、健康寿命を伸ばす効果が期待できると言われています。
健康寿命とは、「日常生活に制限のない期間」のことで、人の力を借りずに食事や入浴など普段の生活を行うことができ、心身ともに健康的な生活を送れる期間のことです。日本では、平均寿命と健康寿命の差が約10年あり、長い期間日常生活の支援や介護が必要になっている方が多いのが現状です。
加齢により口腔機能が衰えてくると、食べ物をよく噛むことや飲み込むことが困難になります。すると十分な栄養を食事から摂取できず低栄養状態に陥ってしまうことも。低栄養状態が続くと免疫力が低下して感染症にかかりやすくなったり、がんなどの生活習慣病の原因になる可能性もあります。また、口腔内の細菌が誤嚥によって肺に侵入し、誤嚥性肺炎を引き起こす可能性もあります。また、噛むという行為は脳の働きを活性化する効果や認知症予防にも効果が期待できると言われています。
このように歯には健康を維持するためにとても大切な働きをしています。人は最低20本以上の歯があれば、食事に不自由を感じないと言われており、「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という「8020(ハチ・マル・ニイ・マル)運動」が推奨されています。
◆虫歯、歯周病は早めの治療を!
加齢により歯ぐきが下がってくると歯の根元部分が露出し、この部分の虫歯を発症するリスクが高くなります。歯のプラーク(歯垢)の中には虫歯の原因となるミュータンス菌などの菌が存在しており、糖質を分解して酸を作ります。この酸が歯を溶かすことで虫歯の原因になります。
また、加齢によって唾液の分泌量が減ってきます。すると口腔内の自浄作用が低下して歯周病にかかりやすい状態になります。歯周病は歯と歯ぐきの境目(歯周ポケット)に細菌が侵入し、炎症を引き起こしたり歯を支えている骨を溶かしてしまう病気です。初期段階では自覚症状がないことも多く、気がつかないうちに進行していることも多くあります。末期まで進行すると歯が抜け落ちてしまうこともあるので、早めの治療が必要です。
さらに、歯周病は糖尿病などの全身疾患とも関連があるとされており、歯周病の治療をすることで生活習慣病の予防にも効果が期待できると言われています。
虫歯や歯周病で歯を失うと、食事が困難になり体にもさまざまな悪影響を及ぼす可能性が高くなります。歯磨きなどの日頃のセルフケアに加え、歯科医院で適切な治療や予防を行うことが大切です。
◆歯を健康に保つために心がけたいケア
・虫歯予防の基本!歯磨きを丁寧にする
基本的なことですが、虫歯や歯周病予防のためには毎食後や就寝前に歯ブラシや歯間ブラシなどを使用して、歯、舌、口の清掃を行うことが大切です。加齢により、歯や歯ぐきが弱くなっている方も多いので、歯ブラシはやわらかめのものを選ぶのがおすすめです。力を入れずに優しくブラッシングすることを心がけましょう。
また、歯磨きだけでは、歯と歯の間の汚れまで取り除くことは難しいので、歯間ブラシやデンタルフロスなども活用して歯と歯の間まで丁寧にお手入れをすることがポイントです。入れ歯がある方はそのお手入れも忘れずに行い清潔に保ちましょう。
加齢により、食べ物の残りかすや細菌などが集まった「舌苔(ぜったい)」という白い苔のようなものが舌の上にたまりやすくなります。舌苔がたまりすぎると口臭の原因や味を感じにくくなる原因にもなりますし、舌苔に含まれている細菌が原因で誤嚥性肺炎を引き起こす可能性もあります。舌専用の舌ブラシを活用して、定期的に舌のお手入れも行うとより効果的です。
・マッサージで唾液の分泌を促す
加齢とともに口の筋力が低下してくることに加え、唾液の分泌量が減少してきます。唾液にはさまざまな役割があり、唾液に含まれているアミラーゼという酵素は食べ物に含まれているデンプンを分解して胃で消化されやすい状態にする働きがあります。
また、味を感じやすくさせる効果や口腔内を洗い流して口内を清潔に保つ効果、食べ物をまとめて飲み込みやすくする効果、再石灰化により虫歯を予防するなどの効果もあります。唾液の分泌量が低下してくる高齢者の方は、顔面体操や舌体操、唾液腺マッサージを行うことで唾液の分泌を促進する効果が期待できます。
詳しくは厚生労働省「e-ヘルスネット」に掲載されていますので、参考にしてみてください。
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-08-004.html
◆歯の健康維持のためにとりたい栄養素と食材
・歯を作る材料になる!たんぱく質
たんぱく質は歯や筋肉、内臓、骨、皮膚、髪の毛、血液など、体を作るもとになります。これらは毎日新しく作られているので毎日摂取することが大切です。
たんぱく質が豊富に含まれている肉、魚、卵、大豆製品などから満遍なくたんぱく質を摂取することを心がけましょう。
・歯の健康に欠かせない!カルシウム
カルシウムは、骨や歯を作るために欠かせないミネラルです。体内にあるカルシウムの99%は骨と歯に存在しています。
また、筋肉を動かしたり、精神の興奮をおさえ安定させるなどの効果もあります。カルシウムは吸収されにくい栄養素のひとつですが、ビタミンDと一緒にとることで吸収率がよくなります。
カルシウムが豊富な食材
牛乳、ヨーグルト、チーズ、わかさぎ、いわし、しらす干し、干しえび、大豆製品、モロヘイヤ、小松菜など
・カルシウムの吸収を助ける!ビタミンD
ビタミンDはカルシウムの吸着を高める骨や歯の健康に欠かせない栄養素です。魚介類やきのこ類に多く含まれています。
ビタミンDは食品から摂取する他に、日光に当たることで紫外線により皮下で合成されます。
ビタミンDが豊富な食材
にしん、まいわし、紅鮭、サーモン、さんま、しらす、干しきくらげ、干ししいたけ、まいたけなど
・歯の生成を助ける!ビタミンA・ビタミンC
ビタミンAとビタミンCは歯のエナメル質や象牙質の生成を助ける働きがあります。
ビタミンAは目の機能、皮膚や粘膜の健康を保つためにも必要なビタミンです。粘膜のダメージを回復する効果や免疫力を高める効果があります。脂溶性のビタミンなので油と一緒にとることで吸収率がアップします。
ビタミンCは、コラーゲンの合成にかかわるビタミンで、皮膚のシミやしわを防ぎ、傷や炎症の治りをよくします。また、活性酸素を消去する抗酸化作用もあります。
ビタミンAが豊富な食材
レバー、うなぎ、卵黄、モロヘイヤ、にんじん、春菊、ほうれん草など
ビタミンCが豊富な食材
パプリカ、ブロッコリー、菜の花、じゃがいも、さつまいも、いちご、キウイフルーツなど
・虫歯予防に効果的!キシリトール
ガムに配合されている成分としてもよく知られているキシリトールは、砂糖と同じくらいの甘さがある糖アルコールの一種です。
キシリトールは虫歯の原因にならない糖で、虫歯の発生や進行を防ぐ効果も期待できます。
キシリトールを含む食材
いちご、ラズベリー、ほうれん草、カリフラワー、にんじんなど
◆栄養バランスが整った宅配弁当で健康に!
食事を美味しく食べられることは健康に長生きするためには欠かせないことです。そのためには歯を健康に保つことが重要です。歯を健康に維持するためには、歯磨きなどの毎日のケアや歯の健康に効果的な栄養をバランスよく摂取することがポイントです。
いつまでも健康で長生きするためには、栄養バランスが整った食事が大切とわかっていても毎日栄養バランスを考えた食事を作るのはなかなか大変ですよね。そんな時には宅配弁当を活用するのもおすすめです。
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参考:厚生労働省「e-ヘルスネット」