こんにちは!配食のふれ愛のコラム担当です!
栄養バランスのよい食事をとりたい方へ、お弁当の無料試食はこちらから!
最近検査で糖尿病がみつかり「どうしたらいいか」と心配になっておられる方へ。
誰でもあなたと同じですが、糖尿病と言われると不安になります。
・どうすればいいのか
・治るのか
・食べるものはどれくらい気をつければいいのか
不安や心配の気持ちがあると思いますが、まずは糖尿病について知ること、そして改善方法と、その中でも大切な食事について理解し付き合っていくことが大切です。
この記事では、糖尿病の基礎知識、改善するための3つの方法、日常生活でもっとも難しい「食事」、そしてお仕事で食べる機会もあるお弁当の選び方についてお伝えしていきます。
目次
糖尿病“3つ”の特徴
厚生労働省が発表した『平成28年「国民健康・栄養調査」の結果』によると、糖尿病と認められた方と糖尿病予備群はいずれも1000万人と推計されています。
出典:厚生労働省~平成28年「国民健康・栄養調査」の結果より
URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177189.html
この数字の多さから見てもわかりますが、糖尿病は私たちが耳にすることが増えた病気であると言えるでしょう。そんな糖尿病、血糖値が高くなる病気だとお医者様からお聞きになっていることだと思います。
でも、「そのような話を聞いてはみたけれど、いまひとつ症状に実感がないので信じられない」そんな方も多いと思います。そこで糖尿病の3つの特徴をしっかりと知っていただき、今後の治療と生活に役立てていただきたいと思います。
それでは糖尿病の3つの特徴を見ていきます。
血糖値について
糖尿病という文字を分解すると次のようになりますね。
・糖
・尿
・病
糖(とう)が尿(にょう)から出る病(やまい)です。昔はこの字のまま理解されている方もいらっしゃいましたが、今では糖尿病は尿から糖分が出ることよりも、血糖値が高いことが病気の本質だと言われています。
では、糖尿病ではない人は血糖値が低いのかというと、そんなことはありません。誰でも一日の中で高いときもあれば低いときもあります。
しかし糖尿病を患っておられる方は、慢性的に血糖値が高くなり、次でお話するような症状を感じることが増えてきます。
病状がわかりにくい
糖尿病の初期段階では、ご自身に自覚症状がない、という方が多いものです。健康診断で「血糖値が高めですから気をつけてくださいね」とか「細かく検査を受けてくださいね」と言われても、症状がない、または軽いためそのまま放置してしまう方が多いのです。
しかし糖尿病は、あなたも今はまだ症状に実感がなかったとしても、知らない間に病状が進んでいくことがほとんどなのです。これが糖尿病のもっとも怖いところであり、症状が重くなり気づいたときには、普段の暮らしもつらい状態になっている可能性があります。
では、糖尿病によってどのような症状が出やすいのか見てみましょう。
(1)喉が渇く
特に汗をかくようなこともしていないのに。運動をした後でもないのに。やけに口の中が渇いて気持ち悪いことが続く。こういう症状を感じる方もいらっしゃいます。
初期症状の方の中には、このような症状が出ていても「全然大丈夫だよ」と思っている人も少なくありません。
(2)トイレへ頻繁に行く
昔より何度もトイレへ行く。夜寝ているときにも目が覚める。こういう症状が出てくる方もいらっしゃいます。
「トイレへいくのは健康な証拠」と考えている方もいらっしゃいますが、お医者様で「糖尿病」と伝えられた場合は、自分にも症状が出ていることを自覚しておきましょう。
(3)疲れやすい
通勤で使う駅の階段。1年前は昇ってもそんなに疲れなかったのに、お医者様から「糖尿病」と言われる前くらいから疲れやすくなった気がする。
これは典型的な症状です。普段のお仕事で疲れておられるので、その疲れがとれていないのかな?と考えてしまうこともあるでしょう。しかし、これは症状が出ている可能性が高いので、自覚をもっていただきたいと思います。
(4)体重が減った
体重計に乗って計ると体重が減った。「やったー勝手にダイエットが出来ている!」というように喜べません。糖尿病を伝えられたなら、これも症状のひとつです。
糖尿病の初期段階の方は、医師から伝えられてもこのような症状を、普段の疲れが原因だと考えがちです。でも、ここでお伝えしましたように疲れが溜まっているだけではなく、病気が症状を通してあなたへ訴えているのです。
カラダの声を聞いてあげてください。まだまだ大丈夫だとは思わずに、糖尿病であることを理解し、ご自身を労ってあげていただきたいと思います。
合併症が起きることもある
3つ目の特徴はやっかいです。糖尿病は糖尿病だけで終わらないことがあります。
糖尿病が原因となって
・腎臓の病気
・目の病気
・神経の障害
・動脈硬化
このような合併症が引き起こされることもあります。
糖尿病は、糖尿病だけで抑えておきたい病気です。そこで次の章で、合併症についてもう少し詳しくお伝えしておきたいと思います。
ゆだんは禁物、合併症を知っておこう
糖尿病で、ゆだんしてはいけないのが合併症を引き起こすことです。
上手に糖尿病と付き合うことで合併症が起こる可能性を低くすることができます。
ただ、このようにお話しても、まだまだ実感が伴っておられないかもしれません。そこで、ひとつ知っておいていただきたいことがあります。
糖尿病とは、私たちのカラダに必要な栄養分の一つである「ブドウ糖」が血液中に多くある状態です。栄養分だから多くてもいいのでは?と思ってしまいますが、ブドウ糖が多いと血管の内側が傷つけられてしまうのです。
特に血管の中でも傷つきやすい部分が「腎臓」「目」「細い神経」。このような理由で、次からお話しする合併症が引き起こされる可能性が高まるのです。
腎臓の合併症
腎臓は血液に入っている老廃物や余分な水分を尿として体の外へ排出してくれる大変高度な機能を持った臓器です。
しかし、腎臓の血管が糖尿病によって傷つくと、血液をきれいな状態へ濾過してくれている部分が目詰まりしたような状態になります。
ここでイメージしていただきたいのですが、目詰まりしていないザルに水を入れると、きもちよく流れ出ていきます。しかし目詰まりしたザルに水を入れると、水が流れ出ていくことがなく、水がどんどんと溜まっていきます。
このイメージと同じようなことが腎臓で起こってしまい、体に不必要な老廃物や水分が体の外へ排出されにくくなるのです。
ということは、体の中に尿として排出されるはずのものが、体内へとどまることになります。これを医学では「腎不全」と呼ばれています。
腎不全と起こすと、人工的に老廃物などを体の外へ出す必要が出てきます。これは「人工透析」と呼びます。
このように糖尿病という一つの病気がきっかけとなり、腎不全を起こしてしまうこともあります。
目の合併症
糖尿病の合併症でお聞きになられた方もあるかと思います。
目の奥にある網膜の血管が傷つくことで「網膜症」という病気を引き起こすことがあります。
網膜症は進行すると視力がガクンと落ちてきます。さらに症状が進行すると失明する危険も含んでいます。
また、網膜症が原因となって「白内障」「緑内障」を併発する方もいらっしゃいます。
糖尿病と医師から教えられた方は、定期的な目の検査も忘れてはいけません。早期発見することで症状をコントロールすることも可能です。
足の合併症
細い神経の働きが糖尿病によって鈍くなることがあります。このような合併症が起こると、次のような症状が体に起こってくることもあります。
・手や足の先がしびれる
・脛やふくらはぎが痛い
・足の先が冷える
・こむら返り
・しびれる感じが取れない
・常に痛みを感じる
そして、もっとも怖いのが「何も感じない」という状態です。
「何も感じない」というのは、例えば家の中に押しピンが落ちていて、踏んでいてもわからないというようなことです。
別のケースで考えると、寒い季節にカイロで低温やけどしやすいということです。
この症状が進行すると、足壊疽(えそ)が起こり、壊疽した部分を切断する必要性が出てくることもあります。
動脈硬化が起きることも
血管の内側が傷つくということは、血管が硬くなる可能性を持っています。血管が硬くなると、
・脳梗塞
・脳卒中
・心筋梗塞
というような、有名な病気を引き起こす可能性も高くなります。
糖尿病とは、合併症が起こりやすい病気です。そして合併症が起こることで、普段の暮らしにも支障が起こりやすくなってきます。
糖尿病で気をつける改善方法
では、糖尿病の進行を改善するために気をつけておきたいことを紹介します。
運動
誰もがわかっているけれど、なかなかできないことですね。
・時間がない
・仕事で疲れている
・暑い、寒い
・天気が悪い
・効果がわからない
・3日以上続いたことがない
誰にでも経験のある話です。でも、糖尿病の改善に「運動」を切り離すことはできません。
運動をすることで、
・血糖値を下げることができます
・全身の健康にも効果的です
・筋力をキープすることも可能です。
このようなうれしい効果が期待できます。でも、、、自分勝手な運動をしてはいけません。体への負担や合併症の危険性なども含めて、あなたの症状にあった運動を医師と相談して決めることが大切です。
・運動の方法(ウォーキングや筋トレなど)
・運動の時間(どれくらいの時間やれば効果的なのか)
・運動の注意点(症状によって注意するポイントを知る)
このようなことは、糖尿病の方にとって大切なことですし、あなたと全く同じ症状の人はいませんので、それぞれにあった方法を医師からアドバイスしてもらうのが安心安全です。
お薬
血糖値を上手にコントロールするため、合併症を起こさないために、お薬は必要です。
医師の指示に従って、忘れずにお薬を飲むように心がけましょう。お薬は使い方を間違えると、低血糖を引き起こすこともあります。
自動車の運転中や、お仕事で機械を扱っているときなど、低血糖になると大変危険です。
普段の食事の内容や、食事をするタイミングも考慮して、医師と相談しながらお薬を使うようにしてください。
食事
糖尿病には食事療法が一番大切だと言われています。食事療法がうまくいくと改善にもつながります。
とはいえ、毎日、特別な食事が必要なわけではありません。基本的に食べてはいけないものもありません。
ただ重要なのは
・腹八分目
・適正なエネルギーを取る
・バランスの良い食事を取る
このような、ごくごく一般的なことを続けることなのです。では、食事については大切なことなので、もう少し詳しく次でお伝えしていきます。
糖尿病の方の食事のギモン
糖尿病の方の食事のギモンはつきないことでしょう。ここでは良くお聞きするギモンについてお伝えしていきます。
バランスの良い食事とは
その人の症状によって、1日に必要なカロリーは変わってきます。そのため、どれくらいのカロリーを取れば良いのかは、医師または栄養分野の専門家に相談されるのが良いでしょう。
ここでお伝えする「バランスの良い食事」とは、次のような食事を言います。
・主食が1品
・主菜が1品
・副菜が2~3品
主食は主に「ごはん」「パン」などの炭水化物系です。
主菜は「お肉」「お魚」などメインのおかずです。たんぱく質系です。
副菜はビタミン、ミネラル、食物繊維、果物、乳製品などです。
これまでお腹いっぱい食べてこられた方には、少し物足りない献立かもしれません。でも、これがバランスの良い食事なので、意識してみましょう。
炭水化物は食べてもOK?
「炭水化物は血糖値を上げるので食べてはいけない」という話を耳にすることがあります。
確かに炭水化物をとりすぎるのは良くありません。また、副菜の代表選手である野菜などを食べずに、炭水化物だけを食べるのも避けたいところです。
ただし、炭水化物を極端に取らないでいると、今度は体全体の健康を低下させる原因にもなりかねません。
ネットの情報だけで判断し、「炭水化物をとらないでおこう」とするのではなく、あなたに必要な炭水化物の量がありますので、医師と相談して決めるようにしてください。
夕食がおそくなるときは?
お仕事で、夕食が遅くなることがありますね。こういった場合、食べ過ぎるのはNGです。かといって、何も食べないのもNG。
おすすめなのは夕食までの間に、血糖値の上がりにくい「果物」「乳製品」といった食品を、間食として取っておくことがおすすめです。
寝る前の食べ過ぎは、控えておきましょう。
お弁当は食べてもOK?
外食でお弁当を食べてもいいのか。誰もが気になるところでしょう。
ポイントは、食べる量を減らす、残す、をOKにすることです。コンビニで売っているお弁当はカロリーが高めになっていますので、全部食べると1日の量をオーバーしてしまうこともあります。
食べ物 | エネルギー量 | 脂質量 |
りんご(1個) | 約100kcal | 約4g |
ごはん(150g) | 約300kcal | 約5g |
ハンバーガー(1個) | 約400kal | 約19g |
ポテトチップス(1袋) | 約500kcal | 約45g |
幕の内弁当(1人前) | 約1100kcal | 約20g |
一般的な食べ物のエネルギー量と脂質量の数字を表にしてみました。中でもどこのコンビニでもある幕の内弁当、これだけのカロリーが入っています。ということは、焼き肉弁当や生姜焼き弁当、中華風弁当の場合は最低でも同じくらいか、それ以上のカロリーがありますので、全部食べると急激な血糖値の上昇となる可能性があり、あなたの体へ大きな負担となります。
とはいえ、外出先などでは仕方なく選ばないといけないこともありますから、食べ残しを「よし」とする。これがもっとも重要なお弁当の食べ方だと心がけましょう。
このように、お弁当を選ぶとき食べてはいけないものがあるのではなく、選んだお弁当の食べる量をセーブすることが大切なのです。
お弁当のラベルに記載されているエネルギー量を確認し、自身にとって適切なエネルギー量と比べ、
・1/3だけ食べよう
・野菜を追加しよう
・量の少ない方にしよう
というように、お弁当を選んでもらうのがおすすめです。
また、
・おうちでお弁当を食べる機会がある
・家族でお弁当を持って出かけることがある
こういった場合には、体のことを考えた「配食サービス」があります。ネットや電話で申し込むとあなたのお手元へお弁当が届きます。
特に私ども「配食のふれ愛」では、原材料からこだわった栄養バランスのとれた食事が、今なら無料試食できるキャンペーンを実施中です。これからの健康を考えて、一度お試しいただけると光栄です。
まとめ
お弁当や外食は全部NGということはありません。しかし、本文でもお伝えしましたように、少なくする、食べ残す、この2つを守っていただくことで、今回お話したような合併症の予防、糖尿病の改善につながるはずです。
また、最後にお話いたしました配食サービスは、あなたの健康を維持するために、これからご愛用いただきたいサービスのひとつです。食事は健康になくてはならないことです。
毎日エネルギーを計算して食事を作り食べる。これを続けることは難しいものです。
ですから週の中で2~3日、配食サービスを利用することで管理栄養士が栄養計算をしたお弁当が届きます。
ぜひ、こういったサービスも利用しながら、楽に健康を維持するよう、心がけてください。