こんにちは!配食のふれ愛のコラム担当です!
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チョコレートは手軽に買えるお菓子です。だからということはないと思いますがチョコレートを「きらいだから食べたくない」という人は、ほとんどいないのではないかと思います。ダイエットのために「すきだけど食べない」という方はいらっしゃいますが。
このようにチョコレートは、多くの人が「きらいではない」食べ物ですし、疲れているときなどは、ついつい手が出てしまう食べ物です。しかし、一般的になぜかチョコレートはマイナスのイメージが強い食べ物でもあります。
・食べると太りやすい
・食べると虫歯になりやすい
・食べると眠れなくなる
でも、最近調査されている報告では、このような原因になるという事実は見当たらないということなのです。そんな誤解をされているチョコレートが、実は健康に良い効果が期待できるという話をお伝えしていきたいと思います。
目次
チョコレートにはこんな健康効果が期待できる
チョコレートの効果を研究されているところからの報告では、チョコレートには次のような効果があると言われています。
・脳の活性化
・認知症の予防
・脳卒中の予防
・血圧降下
・糖尿病改善
・善玉コレステロールの増加
・ピロリ菌退治
・便秘改善
・美肌効果
・虫歯予防
・動脈硬化予防
・心臓病予防
このような、私たちが生活するなかで気になることに効果があるということなのです。特に、次にお話する2つの病気を気にされている方なら、よりチョコレートの効果について知りたいと思われるのではないでしょうか。
チョコレートの効果で注目したい2つの病気
ここでお話する2つの病気は、年齢を重ねることで気にされる方が増えてきています。どちらの病気もお互いに関係性がありますので、チョコレートによって予防する効果が期待できるのなら、暮らしの中で大変心強い味方が登場したことになります。
生活習慣病とは
1つ目に気にされることの多い病気が「生活習慣病」です。
生活習慣病は昔から言われていた病気ではありませんが、昨今は健康診断などでも医師から伝えられるくらい一般的な病名になってきています。生活習慣病は名前からもわかるとおり、何かひとつの病気を指しているのではなく、生活を続けてきた中で起こり得る症状などを指しています。
ここで注意していただきたいことは、生活習慣病というものは毎日の食事をはじめとする暮らしに深く関わっています。そのため簡単に改善することが難しく、また、自覚症状がないときには改善しないといけない意識が芽生えてこないこともあります。
その結果、何もせずに放っておくことで、静かに症状が進行してしまい、自覚症状が出てきたときにはかなり病状が進んでいたということもあり得ます。
高血圧とは
次に上げる2つ目の病気「高血圧」は、日本人のわたしたちに起こりやすい病気のひとつだと言えるでしょう。高血圧を患っている方は、生活習慣病がテレビなどから伝えられたことから、少しずつ減少傾向になっています。
厚生労働省が平成29年に調査した「患者調査」の結果によると、次のような患者数となっています。
主な傷病の総患者数
(単位:千人) 平成29年10月
主な傷病 | 総数 | 男 | 女 |
---|---|---|---|
結核 | 18 | 8 | 10 |
ウイルス性肝炎 | 156 | 75 | 81 |
悪性新生物 | 1782 | 970 | 812 |
糖尿病 | 3289 | 1848 | 1442 |
高血圧性疾患 | 9937 | 4313 | 5643 |
心疾患(高血圧性のものを除く) | 1732 | 963 | 775 |
脳血管疾患 | 1115 | 556 | 558 |
肝疾患 | 249 | 127 | 123 |
慢性腎臓病 | 393 | 242 | 151 |
出典:平成29年(2017)患者調査の概況-主な傷病の総患者数-
URL:https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/17/dl/05.pdf
いかがでしょうか。この数字を見て思うのは、年間の推移としては減少傾向にあると厚生労働省は報告していますが、傷病単位の患者数を見ると高血圧の方は圧倒的に多いのです。また、この数字は高血圧に気づき病院で治療をされている方の数ですから、実際は病院へ行かれていないままの方もいらっしゃいますので、高血圧の疑いがある方まで入れると、2倍以上の人が患っている可能性があるのです。
このような結果が出ている高血圧ですが、毎日の暮らしの中では気づきにくい病気です。そのため放っておく方が多いのですが、放っておくことで大きなリスクを抱えてしまうことにもなりかねません。というのも、日本人の死亡リスクとして見ると
1位:喫煙
2位:高血圧
3位:低い身体活動(運動量の低下)
このような報告も出ています。
高血圧は自覚症状がないまま、自分のカラダの中にある血管を傷つけています。そして少しずつ太い血管が傷つき、動脈硬化が起こり、血管の中が詰まってしまい
・脳梗塞
・脳出血
・心筋梗塞
など、テレビでも耳にすることの多い病気を引き起こす可能性が高くなります。
他にも起こりえるリスクを知っておこう
脳梗塞や脳出血、心筋梗塞以外にも、次のようなリスクが起こりえます。
(1)狭心症
動脈硬化によって血管の中が狭くなると、血液の流れがとまってしまい心臓が正しく働けなくなることがあります。これを狭心症といいます。心筋梗塞も怖いですが、狭心症も心臓で起こっていますので死亡のリスクを伴います。
(2)糖尿病
血液中のブドウ糖を処理するインスリンの働きが低下するために起こる病気です。糖尿病を引き起こすと困るのは、他の病気を引き寄せてしまう可能性が高くなることです。
糖尿病をきっかけにして
・糖尿病性昏睡
・網膜症
・腎症
・神経障害
このような合併症が起こりやすくなり、治療も複雑になっていきます。では、このようなリスクを少しでも避けるために、私たちができることは何かというと、普段の食生活から改善していくことが大切なのです。というのも、生活習慣病、高血圧、糖尿病をはじめとするリスクは、食べ物が関係していることが多いのです。
確かに運動なども関係していますが、それよりもカラダの中に入れるもの。そしてカラダを基礎から作る材料になるものを適切に摂取することは、いつまでも健康なカラダを維持するために不可欠なことだと言えるでしょう。
チョコレートは血圧を下げる?
では、チョコレートが私たちのカラダにどのような良い効果をもたらせてくれるのかを見ていきたいと思います。
効果のポイントはポリフェノール
チョコレートが持つカラダにうれしい成分というと「ポリフェノール」です。ポリフェノールはチョコレート以外にも含まれていますが、含有量が全く違います。
ポリフェノールが含まれる量
チョコレート(100g):840mg
紅茶(100g):100mg
コーヒー(100g):89.5mg
赤ワイン(100g):180mg
リンゴ(100g):220mg
このような結果からもわかりますが、もっとも多い赤ワインの約4倍なんですね。そしてこの「ポリフェノール」は、血管をしなやかにする働きがあると言われているのです。血管がしなやかな状態を高められたなら、高血圧をはじめとする血管がしなやかさを失うことでおこる「動脈硬化」を患う可能性を低下させることが期待できます。
ポリフェノールが持つ多才な効果
ポリフェノールは、血管をしなやかにする効果が期待できるだけではありません。チョコレートに含まれている「カカオポリフェノール」は、次のような効果も期待できるとも言われているのです。
(1)ガンの予防
カカオポリフェノールによって、細胞がガン細胞に突然変異する段階、ガン細胞が無限に増殖する段階、これらを妨げる働きがあるということなのです。
(2)ピロリ菌の予防
胃の粘膜にいるピロリ菌。胃潰瘍や胃炎の原因だと言われています。カカオポリフェノールはピロリ菌を抑える作用があるという報告もあります。
(3)口臭の改善
カカオポリフェノールは、口臭を改善する効果があると言われています。
(4)糖尿病にも効果が期待
インスリンの分泌を促進する働きがあるとも言われています。
他にも
・歯周病予防
・脂肪燃焼促進
・抗不安作用
などにも効果が期待できるという発表もあります。まだまだ詳しい研究はこれからですが、チョコレートは
・太る
・虫歯になる
というマイナスイメージだけではなく、プラスのイメージもジワジワと増えてきているということです。
気をつけたいチョコレートの種類
ここまでお読みいただくと、チョコレートを買ってこようと思われているかもしれません。でも、少し待ってください。チョコレートを買うときには「種類」に注意してもらいたいのです。チョコレートには、大きく分けて3つの種類があります。
・ダークチョコレート
・ミルクチョコレート
・ホワイトチョコレート
どれもチョコレートなのですが、私たちが摂取しておきたい「カカオポリフェノール」は、種類によって含まれている量が変わってきます。例えば、ダークチョコレートならカカオから作られたカカオマスが40%以上含まれているものを指しています。ホワイトチョコレートの場合は、カカオマスが含まれていません。間違ってホワイトチョコレートや、カカオマスの含有量が少ないミルクチョコレートを食べていたとしても、期待する効果は感じられないかもしれないのです。
そこでチョコレートを購入されるときには
・カカオ○○%
・CACAO○○%
という表示を確認し、できれば60%以上のものを選んでおきたいところです。最近は「高カカオチョコレート」が各社から販売されていますので、60%~75%くらいのものから試してみられると、おいしく食べながら効果を実感できるかもしれません。
カカオの%が高くなるほどに、甘みが減少し粉っぽさが強くなる傾向にありますので、90%以上のものを選ばれるときは、少しずつ慣れていかれるのがおすすめです。
チョコレートの代わりに食べたい血圧下げ食材
チョコレート以外にも、病気の原因になりやすい血圧を下げる食材があります。同じものばかりですと飽きてきますので、上手に変化をつけて続けるようにしましょう。
もうひとつのポリフェノール「ワイン」
チョコレート以外にポリフェノールが多いのは「ワイン」。
でも、チョコレートほどは多く含んでいませんし、アルコールであることは間違いないので、たくさんポリフェノールを摂取しようとして飲み過ぎるのはNGです。
EPAやDHAを含む青魚
ポリフェノール以外にも血圧を下げる効果が期待できるのがEPAやDHA。どちらも青魚である
・さば
・あじ
・いわし
などを食べることで取り入れることができます。お手軽にEPAやDHAを取るなら「さば缶」は大変便利です。
マグネシウムを含むアーモンド
アーモンドはカラダにいい油が含まれています。悪玉コレステロールを減らし動脈硬化の予防に役立つと言われています。
ビタミンCを含むイチゴ
ビタミンCは生活習慣病や動脈硬化予防に役立つと言われています。これはビタミンCがもっている抗酸化作用が働いているのでしょう。
食物繊維を含む大麦
食物繊維は満腹感を与えますので、食べ過ぎを防げます。ということは生活習慣病や糖尿病の原因となる肥満予防にも役立つということです。さらに肥満予防ができれば高血圧になる可能性も下がることになります。
αリノレン酸を含むクルミ
クルミに含まれるαリノレン酸は、血液をサラサラにする成分が入っているため、動脈硬化を改善する効果が期待できます。できるだけ吸収を高めるために、クルミはよく噛んで食べましょう。
チョコレートの健康効果まとめ
マイナスイメージが強いチョコレートですが、カカオのパワーによって私たちのカラダが喜ぶことがわかってきました。また、チョコレートをはじめとして、今回紹介しました食材からも血圧を下げる効果が期待できますので、毎日の食生活に取り入れていただきたいと思います。
でも、毎日栄養成分を考えて食事を作るのは大変なのも事実です。そこでカラダが喜ぶ食生活の習慣として、原材料からこだわった栄養バランスの整っている食事を「配食」という形で選んでいただくこともできます。私たち配食のふれ愛では、今なら無料試食キャンペーン中ですので、気軽にお試しいただくことができます。
カラダの健康を考えるなら、正しい食生活を続けることが肝心です。ぜひ配食という方法を検討してみてください。